国防軍が極秘開発? これが「新ジアース」だ!!

 いまだにその正体がはっきりとは明かされていないジアース。例の「ジアースレポート」の件もなんだかうやむやになってしまって、結局すべてが謎のままだという振りだしに戻ってしまった。しかし、仮にジアースが国防軍の最新兵器であったとしたら、ふと気になってしまうことがある。つまり、ジアースはあの1体だけなのだろうか? ということだ。何しろ敵は毎回、手を変え品を変え攻めてくるのである。今は1体ずつしか現れないからいいものの、もし日本各地に同時に出現した場合、どう対処すればいいのか? そう考えると、ジアースは既に量産化されている、もしくはそのプランがあると見たほうが自然だろう。いや、むしろこれまでの戦闘で得られたデータを元に、新型ジアースの開発に着手しているかもしれない。例えば、変形することにより飛行が可能になった「ジアースマークII」や旧ジアースと新ジアースとの合体により誕生する「スーパージアース」、3体の小型戦闘機が合体・変形して陸海空での活動を可能にする「ジアース1・2・3」、ヨーヨーを武器にする「超電磁ジアース」などなど、バリエーションはいくらでも思いつく。きっと近い将来、強敵との戦いで傷つき倒れたジアースの前に新型ジアースが颯爽と登場し、絶体絶命のピンチを救うのだろう。そして、こんなやりとりが繰り広げられるはず。

「強いなあ、君のロボットは。名前はなんて言うんだい?」

「グレートジアース。ジアースの兄弟さ」

――え? 旧世紀のロボットアニメの見過ぎだって? 元ネタのわかる君もかなりの通だけどな(笑)。