教え子を晒し者にしたトンデモない淫行教師

　今や世の中荒れ放題である。例の怪獣騒ぎで町や建物が破壊されているだけなら、まだ救いようがあるもの。失われた命は帰ってこないとしても、その遺志を継いで、町を復興することは出来るのだから。しかし、人の心が荒んでしまっては、未来の希望など完全になくなってしまうというもの。そんな嫌な時代の始まりを象徴させるような嫌な出来事が、つい最近ネットの世界を舞台に起きてしまった。

　ネット上に未成年の少女をモデルとしたポルノ画像が氾濫しているのは、何も今に始まったことではない。それ自体の存在を是とするか否とするかの議論はまた別の機会に譲るとして、その画像が、少女を教え導くべき立場の担任教師が流したものだとしたら、あなたはどう思うだろうか？

　この教師、仮に名前をＨとしておこう。Ｈはとある公立中学校の教師をしているのだが、昨年春に入学してきたＣ子の相談に乗ってあげているうちに、関係を持つようになっていったということ。それだけでも、もはや人として許せる所業ではないが、仮にきちんとした恋愛のプロセスを踏み、合意の上で事に至ったというのなら、まだ大目に見てやろう。本人たちが幸せであるのならばいいじゃないかと、それもひとつの考え方だ。しかし、その際に撮影したと思われるＣ子の裸の画像を、ネット上に流していたとなれば、これはもう周到な計画に基づいて行なわれた、悪質な犯罪行為と断定して間違いないだろう。

「ORERA」が独自に取材したところによると、Ｃ子は進学の問題で家族と意見が食い違っている状態が長く続き、そんな中で初めて得た自分の理解者でもあるＨに思いを寄せるようになっていた。一方、これはＣ子がまったく知らなかったことだが、Ｈには前々から校内でもトイレや更衣室に盗撮カメラを仕掛けた疑いをかけられていたという。そうとは知らないＣ子は、担当していた部活の顧問を解任されたＨに同情し、お互いの傷を舐め合うかのように結ばれていったとか。Ｃ子の純愛を利用したＨの手口には、まったく反吐が出るというより他はない。こんな教師を今まで野放しにしていた学校側の管理の甘さにも閉口してしまうが、事実が公になった暁には、必ずやＨに正義の鉄槌が下るものと信じたい。

　大変な時代だからこそ、せめて教育の現場では最低限のモラルを守り続けてほしいものである。