復旧支援は米中のスパイ活動?

マチダ市の壊滅により、世界各国から援助の申し出が出ている。

 現在のところ日本政府は「受け入れ体勢が整っていない」としてこの申し出を謝絶しているが、米中の大使館や領事館関係者は、すでに活発に動き出している。
  ある民間ヘリ会社によると、中国領事館職員がヘリをチャーターしての現地視察を希望したという。このことについてORERA編集部が中国領事館に問い合わせたところ、「在日中国人の安否確認と、今後のすみやかな被災地への援助開始のため、現地視察を希望した。だが日本政府がマチダ空域への民間機立ち入りを制限したため実現しなかった」との回答が得られた。

  また外交官ナンバープレートをつけた車が現地に向かおうとしたが、交通規制のために引き返したと、都道140号で交通整理を行っていた警察官が証言している。この警察官は、車に乗っていたのは恐らくアメリカ人であったと語っている。

  だが、これらは本当に「在日外国人の安否確認と、復旧支援のための視察」だけなのだろうか? 各国大使館の動きに詳しい情報筋によると、在日アメリカ大使館及び中国大使館で現在もっとも頻繁に活動しているのは駐在武官だという。

  駐在武官とは、合法的な軍事情報収集のために各国が外国に派遣する外交官兼軍人のことだ。
  なぜ軍人が一番忙しく動かなければならないのか?
  それは、今回の怪獣は生物ではなく、何者かが開発した兵器という説があるからだ。 また兵器でないとしても「どうして日本に現れるのか?」「他の国に現れる可能性はあるのか?」という疑問も発生している。

  各国外交官は、そのことを調査している可能性が非常に高い。
  廃墟と化したマチダにおいて、各国のスパイ合戦が始まっているのだ。